トリガーポイントとは・・・
「トリガーポイント」とは引き金という意味の「トリガー」と点という意味の「ポイント」から成る言葉で、「筋肉の痛みの引き金となる点」を指します。
多くのトリガーポイントは実際に痛みを感じている場所とは異なる所に存在します。
上の図×印はトリガーポイント、赤で示した部分はご本人が痛みを感じている場所です。
ご自身が痛みを感じる場所とトリガーポイントが一致している確率は
なんと「3割」!!
残りの7割は全く別の場所に存在すると言われております。
実際にトリガーポイントを圧迫すると、その痛み(症状)の再現が見られます。
痛みの原因となる筋肉は
「筋肉は短くなる(短縮する)と痛みを発生させ、伸ばされる(伸張する)と楽になる」
という原理を用いて探します。
患者さんに
痛みの起こる姿勢(短縮姿勢)
反対に
痛みが楽になる姿勢(伸張姿勢)
をとってもらい分析いたします。
※筋肉は伸ばされたときに痛みが発生することもあります。これは筋肉の柔軟性・硬さが関係いたします。
トリガーポイントを探すときは、筋肉を収縮させた時に起こる痛み(短縮時痛)で診ていきます。
Q、トリガーポイントになぜ鍼を用いるのか?
鍼はトリガーポイントをピンポイントにとらえることができ、さらに目的の深さを調節できるという特徴があります。
トリガーポイントは筋肉の中にできたコリに存在するのですが、このコリを解消させるには、その場所・深さを正確に捉え刺激することが重要です。
特に皮フと筋肉の間にある筋膜を刺激すると、筋肉を刺激するより高い鎮痛効果を期待できます。
筋膜とは筋肉を覆っている膜のことです。
最近、この筋膜のねじれを解消することが、痛みやコリの解消に効果的であると言われております。
この痛みの根本原因であるトリガーポイントを解消すると、普通のコリの解消とは異なり、痛みの再発が起こりにくくなり楽な状態を保つことができるのです!
陽なた鍼灸・整骨院 0476-42-5555(予約制 日/祝/火午後休診)