次のような症状でお困りではございませんか?
□腰も痛いけど、お尻・ふとももやふくらはぎのシビレ、痛みの方が辛い
□長時間座っていると、腰も痛いし、足もしびれる
□電気治療、マッサージなどを試したが、改善している気がしない
□湿布と痛み止め飲んでいるが、もっと効果的な治療ないの?
□この痛み、シビレはの原因は?・・・本当にヘルニアなの?
【椎間板って何・・・】
脊椎は小さな24個の椎骨の集合体ですが、骨同士がそのまま連結していたのでは、やがて削れてとんでもない痛みが出てしまうでしょう。歩いたときに足から受ける衝撃も、そのまま頭の先まで伝わってしまいます。
そのため、1つ1つの椎骨の間には、衝撃を和らげるクッション機能を持った椎間板があります。椎間板が脊椎にかかる負担を吸収して、分散する働きをしています。
二段構造になっている椎間板は、中心部分に髄核という柔らかい組織があり、髄核を包み込むようにして繊維輪軟骨という軟骨組織から成り立っています。
腰痛の中でも比較的症例の多い椎間板ヘルニアは、この椎間板の繊維輪軟骨が破れて中心の髄核が外に飛び出すことから起こります。
【ヘルニアとは・・・】
ヘルニアとは、突出した状態のことを指します。
ですから、椎間板ヘルニアは、椎間板が突出してしまった状態のことを言います。
腰椎椎間板ヘルニアは腰椎の4番目と5番目の間、5番目と仙骨の間に起こりやすいとされており、椎間板の中にある髄核と言われるゼリー状の組織が椎間板から破れ出て神経を圧迫して症状を引き起こさせます。
症状としては腰痛、お尻、太ももからふくらはぎにかけての痛み、シビレ、筋力の低下などが発生します。
重度の方では足の神経が麻痺して筋力低下を招き足が上がりにくい、つまずきやすい、歩行困難となる事もあります。
ヘルニアの診断はMRI検査が必要ですが、一昔前はレントゲンを撮って腰椎の関節の隙間が狭ければ必ずヘルニアの診断でした。レントゲンではヘルニアだと確定診断する事は出来ないのにも関わらずヘルニアの診断をする医師が多かったために、単純に慢性腰痛の患者さんでもヘルニアだと思い込んでいる方が多くいらっしゃいます。
また、腰椎ヘルニアの難しいところはMRI検査でヘルニアが見つかったとしても、ヘルニアでの腰痛ではない事も多いのです。
現に健常者と腰痛群をMRI検査をしたところヘルニアが見つかった確率は健常者と腰痛群がほぼ同じ、または健常者の方がヘルニアが見つかる確率が高かったというデーターが世界中にあります。
腰痛もお尻の痛みも足のシビレが全くない方でもヘルニアがある事は珍しくなく、手術でヘルニアを除去しても腰痛が消えない方も多々あります。
ですから、腰椎椎間板ヘルニアがあったとしても、必ずしも手術が必要ではありません。
【当院の腰椎椎間板ヘルニアに対する考え方・治療法】
当院では病院や整形外科さんで腰椎椎間板ヘルニアの診断を受けた方でも、それを鵜呑みにしません。
何故ならば、上記に記載した通り診断が間違っている事もあり、たとえ、MRI検査で
腰椎ヘルニアが見つかったとしても、ヘルニアが原因で腰痛を起しているとは限らないからです。
実際は筋肉が固くなり、それによる血行障害、酸欠による痛み、筋肉のコリが神経を圧迫し生じたしびれである場合があります。
※ただし、強度の痛み・しびれ・筋力低下、マヒ、排尿障害があるなど馬尾神経のヘルニアが疑われる重症度の高い場合は専門医での手術をお勧めしております。
陽なた鍼灸・整骨院 0476-42-5555(予約優先制 火・祝休診)