このような症状でお困りではありませんか?
□周期的に頭痛が起きる
□片頭痛をもっている
□頭痛とともに吐き気を伴う
□目の奥・周りやこめかみが痛くなる
□首・肩コリとともに頭痛が出る
□頭全体がギューッと締め付けられるような痛み・圧迫感がある
□最近、頭痛薬が効きずらくなってきた
慢性頭痛とは・・・
日本では現在、全人口の4割の方が、何らかの慢性頭痛を持っていると言われています。
慢性頭痛とは、いわゆる「頭痛もち」と言われている頭痛です。
脳自体には異常は無いもので、主に問診により診断されます。
痛み方などにより、主に3つのタイプに分けられています。
1、片頭痛:ズキン、ズキンと脈打つように痛む!
2、筋緊張性頭痛:頭をギューッと締め付けられるように痛む!
3、群発頭痛:強烈な痛みがある期間毎日、同じ時間に起きる!
※実際はこれらのタイプが混ざって痛みが出る場合も多くみられます。
1、片頭痛
【痛みの特徴】
・ズキン、ズキンと脈拍に合わせて痛む
・頭の片側が痛むことが多い(両側の場合もある)
・痛みのピークに吐き気を伴うことがある
・頭痛が起こる前に、前兆症状がある(無い場合もあり)
➡視界がチカチカする、視野が欠ける、生あくび、肩・首の張り
・体を動かすと、痛みが強くなる
・明るい場所で痛みが強くなる
【原因】
頭の血管が、自律神経の交感神経(体を活動的にさせる)の作用で、いったん収縮した後、拡張することにより周囲の神経が引っ張られ、血管の拍動とともにズキンズキンと痛みが起きます。
まだはっきりとは解明されていませんが、次のようなことが誘因と言われています。
□ストレスが溜まっている
□睡眠不足など生活リズムの乱れ
□緊張状態から解放されホッとしたとき
□雑踏・人混み
□熱いお風呂、サウナ
□月経(女性ホルモンの影響)
□アルコール(特に赤ワイン)
□休日の寝すぎ、だらだらと過ごす(過度のリラックス) など
●いずれも、誘因から自律神経に作用し、血管の収縮・拡張のリズムが乱れ頭痛を生じると考えられています。
【一般的予防法】
・誘発誘因を避ける
・規則正しい生活をして自律神経の働きを整える
・痛みが出そうなときは、頭を冷やし安静を保つ
・鎮痛剤
【痛みが出てしまったら】
・暗い静かな部屋で安静にする(光や音を避ける)
・こめかみや痛む部分を冷やす
・こめかみや痛む部分血管を冷やす
・鎮痛薬
・カフェインをとる
2、筋緊張型頭痛
【痛みの特徴】
・頭をギューッと締め付けられるような痛み、圧迫感、重だるさがダラダラと続く
・後頭部を中心に両側が痛む
・首や肩のこりを伴う
【原因】
首・肩から後頭部にかけての筋肉が緊張することにより痛みが生じます。
その原因は、
□普段の姿勢の悪さ
□首の骨など骨格・体型の歪み(ストレートネックなど)
□首や肩のこり、筋緊張
□目の疲れ、歯のかみ合わせ
□ストレスや精神的な緊張
【一般的予防法】
・首・肩のコリを普段から蓄積されないように意識する
・姿勢を正しくする
・骨格・体型の歪みを改善する
・枕の高さを適切に選ぶ
・ストレスを溜めない
【痛みが出てしまったら】
・お風呂に入ったり、首・肩周りをホッカイロ・ホットパックなどで温める
・マッサージやストレッチを行う
・鎮痛薬
3、群発頭痛
【痛みの特徴】
□慢性頭痛の中では1番強烈な痛み。目の奥がえぐられるような痛みで、じっとしていられない
□決まった片側が痛む、特に目の奥が痛む
□持続時間は1~2時間、ある期間毎日のように決まった時間に起こる
□直前に目のかすみ、首の張りなど前触れがある
□目の充血、涙目、鼻水などの自律神経症状を伴う
□男性に多い
【原因】
原因ははっきりとわかっていません。
しかし、こめかみの血管拡張が起きているためだと言われています。
また、流涙や鼻水などの症状から自律神経から異常な命令が出ているためともいわれています。
アルコール、ニトログリセリンで誘発される場合があります。
【一般的対処法】
・群発期を予測して予防薬を飲む
・鎮痛剤
・100%酸素吸入が有効な場合もある(市販の酸素スプレーではあまり効果が無い)
・群発期はアルコールを避ける
●頭痛に対する当院の治療法
当院の頭痛治療の考え方として、
頭痛が、首・肩、頭の筋肉、顔の筋肉のこり(トリガーポイント)からの関連痛としてとらえ、治療を行います。
痛みの出る部分が、どの筋肉のトリガーポイントが原因となっているかをまず、触診、圧迫し、押したときの関連痛が傷みの部位と一致したらそのトリガーポイントを治療点として用います。
×印:トリガーポイント
赤色部分:関連痛(痛み)
【頭痛と関係しやすい筋肉】
前頭部:胸鎖乳突筋、眼輪筋、前頭筋、頬骨筋、後頭筋
側頭部:後頭下筋群、側頭筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋、板状筋群
頭頂部:胸鎖乳突筋、板状筋群
後頭部:僧帽筋、胸鎖乳突筋、板状筋群、後頭下筋群
目の周囲:側頭筋、胸鎖乳突筋、板状筋群、僧帽筋、眼輪筋、後頭筋、咬筋
2・3回続けて治療を行うと、頭痛の原因となるトリガーポイントが形成されにくくなり、慢性頭痛が解消されていきます。
また、再発も起こりにくくなります。
慢性頭痛でお悩みの方はぜひ一度、お試しください!
陽なた鍼灸・整骨院 0476-42-5555(予約優先制 火・祝休診)